立教90年祭結願法要
こんにちは、こころです!今日は、立教90年祭の結願法要が行われる総本山 金剛寺に来ています。
やあ、こころちゃん。1年間にわたった立教90年祭も今日が最終日。長いようで、あっという間の1年じゃったのう。さて、結願法要の前に、先日行われた2つの行事を紹介しておこう。3月26日に行われたのは、「青少年得度授戒会(とくどじゅかいえ)」。得度授戒とは「仏様から戒律を授かり、出家して僧になること」なんじゃが、念法では在家のままでも得度を受けられるのじゃ。今回は青少年を対象にした得度授戒で、小学校1年生から高校3年生までの167名が、いわば「心の出家」をして、仏様の子どもとして生まれ変わったのじゃよ。祈願本堂に集まった子どもたちは、白幕をくぐって内陣に上がり、「灌頂(かんじょう)」という儀式を受け、得度授戒者の証である「得度袈裟」を掛けて出てくる。そして、戒律を守って生きていくことを、大きな声で仏様にお誓いしたのじゃ。
わぁ。子どもたちの姿が凛々しいですね。将来、立派な大人に成長してくれそうで、頼もしく感じます。
翌3月27日には、弐百萬願祈願大護摩供を締めくくる結願護摩供が行われたんじゃ。本山で5回、九州、北海道で1回ずつの全7回にわたって、かつてない規模で行われた護摩供も、この日でついに結願。前日に得度を受けたばかりの子どもたちも出仕して、全国支院の代表者や大勢の信徒とともに「現世界極楽浄土建設」の1日も早い実現を祈願したのじゃよ。
総長先生が燃え上がる炎に向かって祈るお姿は、すごい迫力!弐百萬願祈願大護摩供では、信徒さん以外のたくさんの方々も護摩木に願いを託されたと聞いていますが、皆さんの願いはきっと天に届いて、叶えられると思います!
さて、祈願本堂では結願法要が始まりましたぞ。ご燈主様が大導師、桶屋教務総長が導師をお勤めになり、厳かに結願法要を厳修。この1年間、本山をはじめ全国各地やサイパン、洋上の船でも無事に行事が行えたことを、ご本尊様、親先生に感謝申し上げるとともに、立教100年祭に向けて、より一層の精進をお誓いしたのじゃ。
法要後は、まずご燈主様から、「念法は口舌の徒ではなく、教えを行う実践教団です。二代燈主様が掲げられた立教100年祭に向かう道筋と目標に沿い、親先生の大悲願達成に向かって、ただ今から100年祭をめざして、ともに教えの実践にがんばりましょう」とのお言葉をいただいた。
続いて桶屋教務総長があいさつに立ち、「親先生のお言葉を素直に受け取り実践していく以外に、この世を極楽浄土にする道はありません。人間の手練手管を超えたところに仏様のお力があり、信仰の力があることを認識して、立教100年祭に向かって新たな一歩を踏み出すことが私たちの使命です」と、さらなる精進を呼び掛けて、立教90年祭は幕を下ろしたのじゃ。
この1年、念法の皆さんから感じたのは、仏様、親先生を信じる思いの強さでした。まさに「信ひとつ こころひとつ」というスローガン通り、皆さんが信仰を貫き、一致団結したからこそ、大きな成果を成し遂げられたんだと実感しています。立教100年祭は、さらに素晴らしい年になるんだろうなぁ。あと9年も先だけど、今からワクワク、楽しみです!