ほの灯り金剛寺2009
は~い、こころです。今日は本山金剛寺のライトアップイベントにやってきました。夜の金剛寺は初めてなのですっごく楽しみです!
こころちゃん、ようこそ。今日の催しは、「ほの灯り金剛寺2009」といって、本山をはじめ大阪エリアの信徒さんの協力のもとに、地域の皆さんをおもてなししようと企画したものです。
ろうそくや行灯(あんどん)、かがり火などの、ほのかな灯りで境内を照らし出して、秋の夜長に幽玄(ゆうげん)な世界を心静かに楽しんでもらおうという催しなんですよ。
極楽浄土を地上に遷(うつ)して現世浄土を建設したいという親先生の願いを形にしたのが金剛寺ですから、ほの灯りに照らされた境内はきっと心安らぐ空間になっていると思います。それに今日は、近隣の方々も大勢お見えになると思いますよ。さあ、そろそろ開場の午後6時です。
ろうそくや行灯(あんどん)、かがり火などの、ほのかな灯りで境内を照らし出して、秋の夜長に幽玄(ゆうげん)な世界を心静かに楽しんでもらおうという催しなんですよ。
極楽浄土を地上に遷(うつ)して現世浄土を建設したいという親先生の願いを形にしたのが金剛寺ですから、ほの灯りに照らされた境内はきっと心安らぐ空間になっていると思います。それに今日は、近隣の方々も大勢お見えになると思いますよ。さあ、そろそろ開場の午後6時です。
わぁ、ホント。大勢の方々でにぎわってますねぇ。こっちはすごい行列。あっ、おはぎを配ってる。わーい、私おはぎ大好き!私も並んじゃおうかなぁ……。
あれ?あっちではおもちつきが始まった。すごーい!石臼(いしうす)で本格的についてるんだ。え?つきたてのおもちを来場者の皆さんに振る舞うんですか?私おもちにも目がないんですぅ~!
あれ?あっちではおもちつきが始まった。すごーい!石臼(いしうす)で本格的についてるんだ。え?つきたてのおもちを来場者の皆さんに振る舞うんですか?私おもちにも目がないんですぅ~!
ははは。こころちゃんは本当に食いしん坊だなぁ。でも、大丈夫。こころちゃんの分は特別に用意しておきましたから。それより拝殿前広場に移動しましょう。今から楽人(がくじん)たちが演奏しながら先導してくれますよ。
楽人って、たしか立教祭のおねりのときに雅楽(ががく)を演奏していた念法の人たちですよね。あっ、演奏が始まって、来場者の皆さんもゆっくり移動し始めました。私たちもついていきましょう。
ほの灯りの道から、光の川が流れる拝殿前広場へ
わぁ!小さな灯りがずらーっと並んでる。まるで光の道に導かれて極楽浄土に向かっているみたい!すご~い!灯りはろうそくなんですか。光がゆらゆら揺れてとっても幻想的ですねぇ。
さあ、拝殿前広場に着きましたよ。こちらではステージでの演奏や、親子で参加できる影絵遊びのほか、野点の席ではお抹茶の接待がありますし、コーヒー、お茶も自由に飲んでいただけるんですよ。
わぁ~!拝殿がほの灯りでライトアップされて、すごく神秘的で、まさに荘厳。その前には小さな灯りがたくさん並んで、まるで光の川が流れているみたい!着物のような絵柄が描かれた大きい行灯もステキだなぁ。あっ、ステージで雅楽の演奏が始まった!
まめ知識その1
雅楽に使われている楽器って見慣れないものが多いけど、なんていう楽器なのかなぁ……?
雅楽は5世紀ごろに中国やアジアから伝来したんですが、平安時代に音楽や楽器を日本風に整えて以来、1200年も変わらず受け継がれているんだそうです。
篳篥(ひちりき):主旋律を受け持つ短い縦笛。人の声、喜怒哀楽を表すといわれています
龍笛(りゅうてき):副旋律を受け持つ横笛。龍の声を表すといわれています
笙(しょう):17本の竹を使った管楽器。吸っても吹いても音が出て、和音を出すこともできます。その音は「天から差し込む光」を表すといわれています。
鞨鼓(かっこ):演奏の音頭をとったり、終わりの合図をする指揮者のような打楽器です
ほかに、太鼓(たいこ)、鉦鼓(しょうこ)などの打楽器も使われています。
篳篥(ひちりき):主旋律を受け持つ短い縦笛。人の声、喜怒哀楽を表すといわれています
龍笛(りゅうてき):副旋律を受け持つ横笛。龍の声を表すといわれています
笙(しょう):17本の竹を使った管楽器。吸っても吹いても音が出て、和音を出すこともできます。その音は「天から差し込む光」を表すといわれています。
鞨鼓(かっこ):演奏の音頭をとったり、終わりの合図をする指揮者のような打楽器です
ほかに、太鼓(たいこ)、鉦鼓(しょうこ)などの打楽器も使われています。
あー、なんか気持ちいい演奏だったなぁ~。日本古来の楽器の音色が、お寺の空間にとってもマッチしていますね。
ところで、にぎやかな声が聞こえてきたけど、何かしら?わぁ!子どもたちがいっぱい集まって、影絵遊びが始まるみたい。影絵クイズに手影絵のパフォーマンス、懐かしいなぁ~。キツネやカニ、ウサギの手影絵のやり方を教えてもらって、子どもたち楽しそう。ねぇねぇ、私も一緒に遊ばせてぇ~!
ところで、にぎやかな声が聞こえてきたけど、何かしら?わぁ!子どもたちがいっぱい集まって、影絵遊びが始まるみたい。影絵クイズに手影絵のパフォーマンス、懐かしいなぁ~。キツネやカニ、ウサギの手影絵のやり方を教えてもらって、子どもたち楽しそう。ねぇねぇ、私も一緒に遊ばせてぇ~!
こころちゃん、すっかり童心に帰ってしまいましたね。ところでステージでは次の演奏が始まりそうですよ。ほの灯りにピッタリなガムラン音楽(インドネシアで日常的に親しまれている民族音楽。青銅打楽器を中心とするゆったりとした響きが特徴)の演奏者の皆さんが駆けつけてくれました。ゆったりと流れるような響きが特徴なんだそうですよ。
うわー。いろんな音が優しく響きあって、なんだか癒されるぅ~。アジアっぽい香りも漂ってきて異国情緒たっぷり。ほの灯りの中で聴くとホントに幻想的だなぁ~。
さあ、時刻も午後8時を過ぎました。いよいよフィナーレです。最後は、空飛ぶ行灯「コムローイ(タイで行われている、願いをかけて夜空に飛ばす「空飛ぶ行灯」のような熱気球。今回の催しは、消防上の安全を配慮し、タコ糸で固定して消火体制も万全のもとで行いました。)」を高く飛ばします。
えーっ!行灯が飛ぶんですかぁ?信じられなーい!
ほら、紙の袋の下に燃料がついているでしょう。あれを燃やすと中の空気が
温められて「熱気球」と同じ原理で飛ぶんです。だいぶ温まってきたようですから、そろそろ浮き上がりますよ。さあ、浮き上がったら何か願い事をしてください。
すごーい!どんどん高く上がっていく~!子どもたちも「飛んだ飛んだ!」って大喜びしてる。じゃあ願い事は……「世界中が今夜の金剛寺みたいに心安らぐ場所になりますように……」
この「ほの灯り金剛寺」の催しは、これからもぜひ続けていきたいと思っています。こころちゃん、そのときはまた来てくださいね。
うわぁ~、楽しみだな~。ほの灯りに照らされた夜の金剛寺、とっても穏やかな気持ちになれてステキでした。こんど来るときは友だちも連れてきたいなぁ~。あ、そうそう。おはぎ、1000人分も用意したのにアッという間になくなったんですって。私の分は忘れずに持って帰らなくちゃ!