札幌念法寺
北海道札幌市厚別区大谷地西5-13-1
TEL:011-892-1333
毎年、多くの観光客が訪れる北海道最大の都市・札幌
石狩平野の南西部に位置する札幌市は、北海道の政治・経済・文化の中心として機能する道内最大の都市です。また日本を代表する観光都市として、札幌の時計台(旧札幌農学校演舞場)や赤レンガで知られる北海道庁旧本庁舎、そして毎年2月に大通公園を主会場に開催される「さっぽろ雪まつり」などが有名で、国内はもちろん海外からも多くの観光客が訪れます。
札幌念法寺は、そんな札幌中心街から車で約10分、地下鉄東西線の最寄り駅「大谷地」駅からもほど近い便利な場所に建っています。
札幌は、念法の教えが全道に広がる礎(いしずえ)となった地
北海道における念法の法灯は、昭和38年に岡山県・八束念法教会の信徒の導きで、札幌在住のご家族が入信されたことにはじまります。開祖親先生が、はじめて北海道の地にお立ちになったのは、昭和42年7月、札幌でのご親教でした。親先生、当時82歳の長旅でした。
その年の10月には札幌念法布教所が開設され、翌43年4月には札幌念法教会に昇格。そして同年9月、信徒待望の道場が落慶しました。昭和44年5月11日には、新道場ご本尊入仏慶讃法要が執行され、全国各地の代表信徒約千名が参列する中、札幌念法寺から円山公園まで、お練り行列も行われました。
その後も、親先生は昭和52年までの間ほとんど毎年2回、北海道に足を運ばれ、札幌はもちろん全道へご親教を続けられました。中でも札幌へは実に17回も訪れられ、信徒の数も増加の一途をたどったことから、二代燈主様のご指示により、全国に先駆けて大規模な新道場が昭和61年に建立されました。この大道場の建築様式は、後の念法寺のひな形となり、新道場落慶法要の行事スタイルもこの時に確立されました。さらに、札幌念法寺は本山以外ではじめて得度授戒式が執り行われたお寺でもあります。本山から遠く離れた北海道で、道内の多くの信徒が新たに仏弟子となりました。
その後も親先生は毎年のように北海道に渡られ、苫小牧でのご親教は、実に12回を数えました。その間に念法の教線も千歳をはじめ帯広や釧路など道内各地にまで広がり、苫小牧も綿岡の道場ではもはや手狭となり、昭和55年に現在の市内糸井宮ノ森団地の一角に土地を得るに至りました。約3万坪もの広大な敷地に二代燈主様のご指示のもと、全国支院の中でも最大規模を誇る大道場が平成元年に完成し、翌平成2年9月30日には、くしくも綿岡の道場と同日に落慶法要が行われました。
先駆的なお寺のひとつとして
このように札幌念法寺は、念法眞教において先駆的なお寺のひとつとして歩んできました。また、北海道の中心的なお寺として、道内の支院が実施する行事や催しなどにも積極的に協力し、北海道の支院の中心的なお寺としての役割を担っています。こうした地理的・歴史的な背景もあり、札幌の信徒の多くは、親先生や二代燈主様の北海道への想いを受け継ぎ、布教・教化活動をはじめ、支院の様々な行事や催しの準備・実施を組織的にサポートし、その熱意ある活動は、札幌周辺にとどまらず、道内はじめ東北地方にまで至っています。