立教90年祭特別拝観団参
こんにちは、こころです!今日は総本山金剛寺で「立教90年祭特別拝観団参」に参加します。「親先生しあわせミュージアム」や初公開のお堂への参拝など盛りだくさんな内容と聞いて、期待で胸がいっぱいです!
こころちゃん、おかえりなさい。本山は、まことの親である仏様がいらっしゃるところ、すなわち魂の親里だから、信徒は本山に「帰る」と言い、わしらは「おかえりなさい」と言って信徒を迎えているんじゃよ。今回の団体参拝は、「親先生しあわせミュージアム」をはじめ、親先生ゆかりの諸堂への拝観を通じて、「信仰の原点である親先生の元へ帰る」ことが大きな目的になっておる。だから、「おかえりなさい」の一言にも、普段より深い思いを込めて皆さんを迎えておるのじゃよ。
なるほど! 本当の親である仏様の元へ帰り、親先生の元へ帰るための特別拝観団参なんですね。さて、拝殿礼拝堂は、全国各地から帰って来た信徒の皆さんでいっぱいになっています!
こころちゃん、おかえりなさい。本山は、まことの親である仏様がいらっしゃるところ、すなわち魂の親里だから、信徒は本山に「帰る」と言い、わしらは「おかえりなさい」と言って信徒を迎えているんじゃよ。今回の団体参拝は、「親先生しあわせミュージアム」をはじめ、親先生ゆかりの諸堂への拝観を通じて、「信仰の原点である親先生の元へ帰る」ことが大きな目的になっておる。だから、「おかえりなさい」の一言にも、普段より深い思いを込めて皆さんを迎えておるのじゃよ。
親先生・二代様の御心に触れる「特別拝観」
では、「特別拝観」からご案内しましょう。まず最初は、親先生のご尊像をお祀りしている「開山堂」です。親先生がお生まれになった明治19年9月9日にちなみ、このお堂は間口、奥行きともに9.99メートルとなっています。拝殿礼拝堂の横には、親先生のご真影をお祀りした「御影(みえい)堂」がありますが、その真後ろに位置しているのが、この開山堂。御影堂でご真影を見上げると、ちょうど目線の延長上に開山堂のご尊像がいらっしゃって、同時に参拝していることになるんです。
わぁ、そうだったんだ! 知らないうちに開山堂の親先生にもお参りしていたんですね。ご尊像はとても優しい表情で微笑みかけてくださって、まるで生きていらっしゃるようです。
親先生は今も、私たちのために生きてはたらいてくださっているんです。三度三度、御仏飯も差し上げているんですよ。さて次は、二代燈主様のご尊像をお祀りしている「二代様堂」です。二代様堂は開山堂の真下にあるのですが、その理由がわかりますか?
うーん……。もしかして、親先生を下から支えてるということ……?
さすが、こころちゃん! 正解です。二代燈主様は、念法の仏様のご指示により、親先生を助けるためにこの世に生を受けられました。そして、表に出られることなく、親先生を陰からお支えになられたのです。その御心を表すように、二代様堂は開山堂より一回り小さな白木の造りになっています。ご尊像の大きさも親先生より一回り小さいんですよ。
ところで、ご尊像の後ろや他の三方の壁面に絵が描かれていますが、これは何の絵ですか?
ご尊像の後ろの壁画は「瑠璃光伽藍図(るりこうがらんず)」といい、本山の諸堂を描いたもの。三方の壁の絵は「煌(きら)めきの国大和」という大和絵で、全国の支院が描かれています。本山諸堂や全国支院は、親先生の思いを受けて二代燈主様が造営・整備されたもので、これらの絵は、そのご功績を称えるものなのです。
なるほど。こうして四面を絵に囲まれていると、二代燈主様のおはたらきの大きさをありありと実感できます。大和絵の中に自分たちのお寺を見つけて、信徒さんたちはとても嬉しそうですね!
特別拝観の最後は、初公開の「六角堂」です。六角堂は、現在の伽藍の中では九角如来堂の次に古いお堂なのですが、修行の場として建てられたお堂であり、今まで公開されていなかったのです。ここには、念法では唯一のお座りになった阿弥陀如来様をお祀りしており、その左右にはさまざまな宗旨宗派の開祖様である「十二祖師様」もお祀りしています。
どうして宗旨宗派が違う開祖様をお祀りしているのですか?
十二祖師様をお祀りしているのは、「宗旨宗派を超えて教えの友だちになる」という念法の教えを目に見える形に表すためなんです。阿弥陀如来様に向かって右に、傳教大師様、親鸞聖人様、栄西禅師様、達磨大師様、弘法大師様、聖徳太子様。向かって左に、孔子様、日蓮聖人様、道元禅師様、法然上人様、空也上人様、イエス・キリスト様をお祀りしています。
あれ?仏様の目の前に座って拝んでいる人がいます!
はい。あのお方は親先生でいらっしゃいます。親先生はこうして片時も休まれることなく、現世界極楽浄土建設と私たちの幸せを、仏様に祈ってくださっているのです。
わぁ、親先生ありがとうございます!六角堂は、一目見るだけで念法の教えが体感できる上に、親先生と一緒に仏様に参拝できる、とっても貴重なお堂なんですね。
特別公開のお堂の他にも、グループごとにいろんな場所を見学していたようですが……
支院ごとに希望の場所を見学できるんです。万葉集の和歌を極彩色の浮き彫りで表現した「万葉欄間」の回廊を見学したり、「樅(もみ)の木廊下」で樅の木の床に寝そべって、心や体を揉み(樅)ほぐしてもらったり。他にも、「瞑想室」での映像鑑賞や住職先生の法話など、スケジュールの範囲内で自由に選ぶことができるんですよ。
今回の念法歳時記はここまで。「親先生しあわせミュージアム」については、次回たっぷりとご紹介します。お楽しみに~!