念法のお正月

皆さん、明けましておめでとうございます。今日は新年のご挨拶に来ました!!本年も、はりきってレポートをしていきますので、どうぞよろしくお願いします。

明けましておめでとうございます!!今年も元気で良い1年にしましょうね!

新年明けましておめでとうございます。こちらこそ、今年も楽しい歳時記のレポート、よろしくお願いします。

これはこれは、こころちゃん。明けましておめでとう。元旦から挨拶に来てくれるとはうれしいのう。本年も相変わりまして、よろしくお願いします。

あら、「相変わりませず」ではなくて、「相変わりまして」……ですか?

さよう。念法では、前の年より更に自分に磨きをかけ向上していくことで、今よりもっと幸せな家庭や社会を築けるようにという願いを込めて、新年は「相変わりまして」と挨拶するのじゃ。

そうなんですかぁ。一年一年、新しい自分でスタートする感じがして、気が引き締まるなぁ。まさに、日々の暮らしが修行というわけですね。
除夜式・修正会(しゅしょうえ)





へぇ~。ご本尊様の前で年を越すことができるなんて、なんだかとってもありがたいですね。シャキッとした心で、気持ちよく新しい1年が始められそう。

そうだ、こころちゃん。あちらで甘酒接待をしていますよ。
一杯召し上がって、温まっていってください。





足場まで組むんですかぁ。家の大掃除では想像もつかないほど大がかりなんですね……。だけどその甲斐あって、いつにも増して隅々までピカピカで気持ちがいいです。
年賀式





おお、やっておるのぉ。今年も皆で揃って新年を迎えることができて、誠にありがたいことじゃ。念法では長年このようにして新年をお祝いしてきたんじゃ。これからも、ずっと皆で仲良く健やかに正月を迎えていきたいもんじゃのぉ。

本当に今日は、にぎやかな新年を皆さんと迎えられて、とっても楽しかったです。念法では、他にどんなお正月の行事があるんですか?




なるほどぉ。私がいつも家族と過ごすお正月と、そんなに変わらないんだなぁ。この本山でみんな一緒に大掃除をしたり、年を越したり、年始のご挨拶をしたり……まるで一つの大きな家族でお正月をお祝いしているみたいな、そんな温もりを感じました。私もそろそろお家に帰って、家族と久しぶりにカルタでもしようかな。
念法の「お鏡餅」
お餅つき


念法でお供えされているお鏡餅は、岐阜県 高山念法寺で収穫された餅米を使い、本山でついた手作りのお餅です。念法では、年明けではなく12月29日にお餅つきをします。世間では「九」の付く日は縁起が悪いともいわれますが、念法では九は陽の最大の数として吉祥(きっしょう:めでたい兆し)と考えます。また、餅つきで、九(苦)をついて食べてしまうことで苦難を乗り越えると教えています。
厄除け雑煮・厄除け箸

お雑煮といえば、元旦から食卓を賑わすお正月の風物詩ですね。楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。年の瀬に「苦」と一緒につかれたお鏡餅は、正月の間ご本尊様の前に心を込めてお供えされ、小正月に「厄除け雑煮」となって信徒に振る舞われます。またこの雑煮をいただく「厄除け箸」には不思議なご利益があり、食が通らない病人も、食事が楽に摂れたり、魚の骨がつかえて苦しんでいても、この箸でさすればたちまちにつかえが取れると言われています。そしてその箸は、仏様へのご加護に感謝し、一年間大切にします。