念法燈主水乞霊蹟報恩奉告式
念法燈主水乞霊蹟報恩奉告式
令和7年(2025年)5月13日、岐阜県高山市にて「念法燈主水乞霊蹟報恩奉告式」を奉修しました。
昭和初期、岐阜県久々野村の山梨地区では、鉄道トンネル工事により水が全てふもとの宮村に流れるようになり、水涸れで困っていました。昭和22年(1947年)8月、ご親教でそのことを知られた開祖親先生は、次のご親教先の宮村への途上、トンネル入り口に足を運ばれ、「どうかこの水の半分を山梨に」と祈念され、滝のように流れる水を口に含んで3度天空に噴き上げられました。
その日の午後、宮村でのご法話中に降り出した大粒の雨は2日間降り続き、雨が止むとたちまち山梨地区全体に水が湧き出すようになり、人々は驚き、涙を流して喜びました。龍神様にお礼をと、親先生がトンネルに出向かれると、祈念された通り、宮村への水量は豪雨で増えるどころか半分に減っていたのです。
この霊験を後世に伝えるため、昭和56年(1981年)にトンネル口北側に「念法燈主水乞霊蹟碑」を造立。立教100年大祭を迎えた今年、由来を記した碑を新設して、ご燈主様をご導師に報恩奉告式を奉修し、開祖親先生のご霊徳への感謝の思いを新たにしました。