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仏様だけを見つめ、日々精進

T・A(46歳 女性 大阪府)

主人を亡くし、必死で生きていた私

私は平成10年に念法に入信しました。

その3年前に主人を亡くし、5歳、9歳、12歳の3人の子どもを抱えていたため、「自分が頑張らなければ」と、主人を亡くした淋しさの中を、必死で我を張って生きていました。

その頃、職場の友人から念法の話を聞き、初めて参拝させていただきました。

住職先生から念法のお話をうかがい、「人は死んでおしまいではないこと。この世に神仏があること。毎月主人の法要をすること。亡くなった主人に感謝すること」を教えていただきました。

それ以来、毎月、主人とご先祖様の法要を続けています。

ものごとの受け取り方を変える

大きな安心を仏様から授けていただいた私は、みんなが心安らぐ、明るい楽しい家庭にしようと思い、お寺で教わった「挨拶・笑顔・返事」「明るい・正しい・仲良い」を心がけ、私が家庭の太陽になれるようにと、仏様にお願いしました。

すると、訪ねてきた近所の方が、「Tさんの家は、時間がゆったりと流れているようで居心地がいいね」と言ってくださいました。

子どもたちも「ホッとするから、家が大好きやねん」と言ってくれます。

教え実践の中で、私が一番心がけているのは、ものごとの受け取り方を変えていくことです。

自分の身に起こること、身の回りに起こることは、すべて私に必要なこととして仏様が出してくださっていることであり、たとえ自分の意に沿わないことであっても、感謝して受け止めさせていただこうと努力しています。

私がそう思うに至ったのは、不思議な体験を通して、仏様がおはたらきくださっていることは間違いないと、信が深まったからです。

話しても分かってもらえない

私は14階建ての団地の5階に住んでいます。

8年前、私の家の真下に70代の夫婦が引っ越してこられたのですが、そこのご主人が、被害妄想のとてもひどい方でした。

何もしていないのに「お前のところの子どもが嫌がらせをしてくる。夜中騒がしくて眠れない」と何度も怒鳴り込まれ、警察を呼ばれたり、学校へ苦情を言いに行かれたりと、とてもつらい思いをしました。

警察の方や学校の先生は、お話しすれば分かっていただけましたが、階下のご主人にだけは、どのようにお話ししても分かっていただくことはできませんでした。

階下のご主人の幸せを祈る

初めはただ「嫌な人だなあ」と思っていましたが、私を念法に導いてくださった方に相談すると「その方が幸せになれるよう、祈らせてもらったらどうかしら」と教えてくださいました。

それから朝夕、念法のご眞言をお称えし、階下のご主人の幸せを仏様に祈らせていただくと、苦情を言ってくる回数が少しずつ減っていきました。

そして半年ほど経った頃、その方が突然、団地の最上階へ転居され、さらに1年ほどで遠くへ引っ越して行かれたのです。

この体験は私にとって、とても大きな宝物になりました。

それ以後は、「どうしてこんな人が」「どうしてこんなことが」と考えるのをやめ、「どうぞこの方の幸せのために、私を働かせてください。祈らせてください」と仏様にお願いをする自分に変わることができました。

仏様の後押しに心から感謝

私は3年前から、今の会社でケアマネージャーとして働いています。

職場ではいつも、明るい笑顔と、明るいものの受け取り方、相手を思いやる温かい言葉遣いを心がけ、仕事に励んでいます。

仕事上、多くの高齢者と接しますが「あんたが来てくれたら、なぜかホッとするわ」「その笑顔に励まされるわ」と、皆さん喜んでくださいます。

3人の子どもたちも、素直で親を気遣う、やさしい子に成長してくれました。

長男は念願の保育士となり、昨年結婚して一児の父に。長女も今春から、同じく保育士の道に。次女は声優を夢見て、専門学校に通っています。

母子家庭というハンデを背負いながらも、このように幸せな道を歩めるのは、仏様の大きな後押しによるものと心から感謝しています。これからも仏様だけを見つめて日々精進してまいります。