読込中

洲本念法寺

洲本念法寺
〒656-0022

兵庫県洲本市海岸通2-1-3

TEL:0799-22-1112

名城下町の景観に馴染むように建つ、洲本念法寺

洲本念法寺
観光スポットとなっている鳴門海峡大橋の渦潮

淡路島は、兵庫県南部にある瀬戸内海で最大の島。温暖な気候に恵まれ「花の島」とも呼ばれています。明石海峡大橋を望む岩屋、淡路夢舞台、洲本温泉、水仙郷、鳴門海峡のうず潮など、観光スポットも多彩。国生み神話の地としてパワースポットも多く、特産物のタコと玉ねぎを使ったグルメも最高で、毎年多くの観光客で賑わいます。

淡路島のほぼ中央、洲本城跡のある三熊山に隣接し、お寺の前は大浜公園の海岸が広がる、洲本でも由緒ある観光スポットとなっている市街地に、洲本念法寺は建っています。

淡路島をこよなく愛された親先生

洲本念法寺
地元信徒に親しく語りかけられる親先生

淡路島と開祖親先生との関わりは、とても古く、それは戦前にまでさかのぼります。昭和14年5月、淡路島から大阪に働きに出ていた松下トメさん夫婦が、四天王寺の境内で辻説法をしていた親先生に出会われたことにはじまります。その際、親先生が淡路島の松島さんの家の様子を語られ、「明神さん(五色町鳥飼に祀られていた大歳大明神)が、私に来て欲しいと言うてる。あんた案内してくれるか」とおっしゃって、同年5月23日、トメさんの案内で、当時の津名郡五色町鳥飼の地に立たれました。一人の信徒もいない土地で、親先生は一軒一軒のお宅を訪ねられて法を説き、歩き回られるうちに、親先生の噂が広まり、やがて悩み苦しむ人たちがお救いいただきたいと、親先生のご来島を待ち望むようになりました。

洲本念法寺
鳥飼より団体参拝バスで来場した親先生と信徒たち

以来、戦火が激しくなる昭和19年頃までは、毎月のように淡路島へお渡りになりました。淡路島をこよなく愛された親先生は、戦後もたびたび淡路島に足を運ばれ、昭和26年に「鳥飼念法寺」、昭和28年には「洲本念法教会」が設立されました。そして念法の教えは島内一円に広がり、昭和46年には鳥飼念法寺と洲本念法教会が合併し、洲本の中心街である海岸通りに「洲本念法寺」が建立されました。


いつも「何かお役に立てることはないか」と前向きに捉える

洲本念法寺
毎年年末には信徒がお餅をついて一人暮らしのお年寄りに配布。

平成7年1月の「阪神淡路大震災」。この淡路島も被災し、信徒の家屋も、全壊が55戸、半壊が約250戸もの被害に遭いました。幸いにも信徒の中に亡くなった人やけが人もなく、仏様にお救いいただきました。そんな折、同じく甚大な被害を受けた神戸が、食糧不足で困っていると洲本市から聞きつけ、震災からわずか2日後、朝の5時から信徒80人が集まり、お寺でおにぎり弁当4000食を作りはじめました。そして、3時間後には届ける手配をすませ、それを1週間続けました。洲本念法寺では、常々「何かがあってからではなく、いつも何かお役に立てることはないか」と前向きに想いを巡らせること、と教えられています。信心即生活。親先生の教えを生活の場、身近な場で実践することを常に考え、洲本念法寺では日々活動しています。