宇佐念法寺
〒879-0233
大分県宇佐市大字赤尾字中原187-1
電話番号:0978-32-5963
悠久の時が流れる、大分県宇佐市
大分県宇佐地方の歴史は古く、畿内・出雲と同様に早くから開けたところです。神と仏が融合した日本ならではの文化「神仏習合」発祥の地である「宇佐神宮」は、全国4万を超える八幡さまの総本宮として特に有名です。この宇佐神宮を中心とした六郷満山(ろくごうまんざん)は、古代文化の開花を垣間見る、神聖な息吹に満ちています。
皇室ゆかりの神社、『宇佐神宮』のお膝元にある宇佐念法寺
宇佐念法寺の歴史は、昭和44年6月、鎌田泰現師(初代住職)が開祖親先生から「大分に念法の灯の輪を広げるように」とのお言葉を賜り、単身、生まれ故郷の宇佐に戻って布教に邁進されたことにはじまります。そして、昭和45年5月、宇佐市四日市町の花岡旅館に親先生をお迎えしての初親教が行われ、仏様の霊験をいただいた参拝者がすぐさま入信。その後、大分県北部ならびに福岡との県境の地域に教線を延ばす第一歩となりました。
昭和46年に宇佐念法教会が設立され、翌年には信徒念願の道場が建立されました。当時の信徒は100世帯ほどでしたが、昭和48年に入仏式が行われたご親教では、連日たくさんの参拝者が詰めかけ、信徒の数もどんどん増えました。そして平成6年には、国道10号線沿いの現在の地に、宇佐念法寺の新道場が完成。新道場落慶法要には、九州をはじめ全国から4000人もの信徒が参列。信徒数も1500世帯にのぼりました。
今なお思い出深い、創立10周年記念行事での親先生
親先生は宇佐に計13回ご親教になられましたが、信徒にとって一番の思い出に残っているのが、宇佐での最後のご親教となった昭和56年の創立10周年記念行事です。この時、親先生96歳。ご入寂になられる半年前のことです。10周年を記念して、大分県の県木・豊後梅を親先生がお手植えになり、その梅はお寺の本堂前庭園の記念碑の横で、今もきれいな花を咲かせています。そして、ご法話ではお出ましの際に、ダルマの絵に目を入れられるなど、宇佐の信徒にとっては忘れることのできない思い出の多い年祭行事となりました。