福知山念法寺
京都府福知山市牧89-1
TEL:0773-33-2830
明智光秀が築いた城下町、福知山
京都市から直線で60km、大阪からは100kmの距離にあり、日本海と京都・大阪を結ぶ交通の要衝となる京都府福知山市。町屋や武家屋敷、お寺が点在する城下町の面影を残した福知山は、趣のある街です。中でも人気のスポットは、令和2年のNHK大河ドラマ「麒麟が来る」の戦国武将・明智光秀が築城した福知山城です。由良川の流れに抱かれた丹波の里に新たな城と城下町を築いた明智光秀ゆかりの街として多くの観光客が訪れています。
また、ウリ坊の背中に乗った小ザルの「みわちゃん」で有名になった福知山市動物園も見逃せません。福知山念法寺は、山々に囲まれたのどかな盆地の市街地に建っています。
21回も福知山に足を運ばれた親先生
京都府福知山の地に念法信心の種が蒔かれたのは、当時の舞鶴念法寺の綱島証現師、本山第八教区の安達洗現師、そして倉吉念法寺の丸山徳現師、それぞれの布教によるもので、昭和39年4月4日には、丸山師の要請に応じて、親先生が初めて福知山にてご親教されました。
当時の福知山念法布教所は、藁葺き屋根の民家であったにもかかわらず、親先生は幾度となく福知山に足を運ばれました。親先生ご到着の際には、花傘衆や子どもたちの吹奏楽の演奏でお迎えしました。そして藁葺き屋根の建物の傷みが進んだため、念法教会として新道場が建て替えられ、昭和49年には道場落慶入仏慶讃法要が親先生ご臨席のもと盛大に行われました。親先生の福知山ご親教は合計21回にも及び、また管下の亀岡市でも市内の観光ホテルと亀岡旅館を会場に3日間の初親教が行われ、連日大勢の人たちが詰めかけました。
その後さらに、二代燈主様も福知山で囲む会を開き、教え実践を説かれるとともに、市内牧の地こそ、親先生が昭和55年のご親教の際に、多くの人たちが参拝して多数の車が駐車できない様子をご覧になって、「どこかもっと広い場所を探してみることや。地元の人たちに迷惑をかけないで車を停められる場所があるはずや」とお言葉をかけられた場所である、として新道場建立を計画。昭和63年に、現在の福知山市牧に新道場が完成、福知山周辺の住みよい世の中づくりの拠点としての役割を担っています。
春になると、見事に咲き誇る福知山念法寺の桜
福知山念法寺を取り囲む塀沿いに植えられた多くの桜が、春には満開になり、地域の皆さんの目を楽しませています。この桜は、地域の老人会の皆さんに植樹していただいたもので、年々大きくなり、周りの景色とも溶け込むように見事に咲き誇ります。福知山念法寺が、「桜のお寺」といわれるように、近隣の方々にも親しんでいただけるお寺として交流を深めています。