サイパン戦没殉難者慰霊祭
サイパン戦没殉難者慰霊祭
令和7年(2025年)6月25・26日、北マリアナ諸島のサイパン島にて「サイパン戦没殉難者慰霊祭」を執り行いました。
6月25日未明、サイパン国際空港に到着したご燈主様と慰霊団一行は、翌日の慰霊法要に備え、休む間もなく早朝から慰霊清掃に出発。バンザイクリフでは豪雨に阻まれましたが、小降りとなったラストコマンドポスト一帯で清掃奉仕を実施しました。午後は、島内各地の慰霊碑や塔を慰霊巡拝し、宗教・宗派や人種を超えて鎮魂の祈りを捧げました。
6月26日、ご来賓として、全日本仏教婦人連盟より会長の東伏見具子様、理事長の本多瑞子様、日本国際文化協会常務理事の小関微笑子様をお迎えし、ラストコマンドポストの「中部太平洋戦没者の碑」前で、南洋桜とブーゲンビリアの慰霊祈念植樹式を執り行いました。続いて念法の御詠歌踊りの奉納、黙祷、献花と千羽鶴の奉納を行い、ご燈主様がご導師をお勤めになり慰霊法要を奉修。参列者全員がご焼香をして御霊をお慰めしました。
バンザイクリフでは、海に眠る御霊に献花を捧げた後、教団の「戦没殉難者慰霊塔」前で慰霊法要を奉修。法要後には、北マリアナ諸島自治政府代表のジョン・ゴンザレス様、在サイパン領事事務所長の手島亜紀子様からご挨拶を賜りました。最後にご燈主様より、まず足元の家庭にお浄土をつくり、そのお浄土が世界中に広がれば、争いのない世の中になる。仏教の正しい心を伝え、世界平和を日本から示すために、足元の家庭から努力することをお誓いさせてもらいましょう、とお言葉がありました。