総本山金剛寺
総本山金剛寺
念法眞教の聖地、総本山小倉山金剛寺の伽藍は、「現世界極楽浄土建設」という教団の使命を具現化するべく、開祖と、その思いを受け継いだ二代燈主が、長い歳月をかけて形にしたもので、極楽浄土を思わせる壮麗な諸堂宇が建立されています。
「本山へ帰ってきたら心がスーッとする、という場所をつくりたい」との開祖の願いにより、敷地には多くの樹木や花々が植えられ、池には鯉が放たれています。また、数々の霊木、霊石などが要所に置かれ、念法ご眞言とともに本山聖地をしっかりと固めています。
総本山金剛寺は、念法眞教の信徒のみに開かれた地ではなく、すべての悩める人が心清らかに祈願することができる、この世の浄土となるようにと願い、建立されています。
縁起
昭和29年(1954年)9月9日、大阪市城東区別所町(現在の鶴見区緑)を本山聖地と定めることを発表。開祖自らが陣頭指揮を執り、荒れ地を信徒たちの手で整えて、本山造営工事が始まりました。
昭和34年(1959年)には「法堂」が落慶。念法ご本尊のご遷座を執り行い、教団本部を移転しました。
続いて、昭和35年(1960年)には「祈願本堂」、昭和39年(1964年)には「燈主公館」、昭和43年(1968年)には「九角如来堂」が落慶しました。
昭和60年(1985年)、立教60年祭を機に、二代燈主が伽藍建設に着手。
平成2年(1990年)には、九角如来堂を拝する「拝殿」、開祖を祀る「開山堂」、「六角堂」、「山門」など、第1期伽藍建設が完了しました。
平成12年(2000年)には、全面的に建て替えられた「祈願本堂」をはじめ、「樅の木廊」、「七角堂」、「本坊」など、第2期伽藍建設が完了し、伽藍としての形が整いました。
その後、平成23年(2011年)には、二代燈主を祀る「二代様堂」が完成。平成31年(2019年)には、念法浄土を現成した「往生極楽堂」が完成しています。